●ゴムスポンジがどんなものか、よくわからない方
●ゴムスポンジの性質や種類について知りたい方
●ゴムスポンジをお探しの方 必見です!
ゴムには、シート状の製品やフォーム状の製品がありますが、本記事はフォーム状の製品であるゴムスポンジについての記事です。
ゴムスポンジの性質や種類、硬度について、スポンジ加工メーカーの丸鈴が徹底解説していきます。
ゴムスポンジとは
ゴムスポンジとは、原料のゴムと、架橋剤・有機発泡剤・軟化剤・補強剤などの材料を混ぜて、膨らませたもののこと。
包装・梱包用緩衝材、目地材、シール材やパッキン材などに使われています。
軽く、引き裂き強度にも優れています。
ほとんどのゴムスポンジは独立気泡構造で、断熱性があり、熱伝導率が低いです。
そのため、保温材としても使用可能。
適度なクッション性も持っており、緩衝材としての使用も可能です。
▽独立気泡について詳しく知りたい方はこちら
「比重」「硬度」などスポンジ選びに欠かせない用語をわかりやすく解説
硬度とは
ゴムスポンジの硬さは、「硬度」で表されます。
硬度計にはさまざまなものがありますが、C硬度計やE硬度計で測られることが多いです。
シリコンスポンジの説明にも使われる表現です。
◁C硬度計
±○という表現は、公差のこと。
「硬度 10°±5°」とあったら、「硬度は基本10°で、5°までの誤差が生じる可能性あり」という意味。
生産の状況によって誤差が生じる場合があるため、このように書かれていることが多いです。
ゴムスポンジの種類
NR(天然ゴム系)
天然ゴム・スチレンブタジエンゴムが主成分。
一般品・安価タイプ。
強度に優れている。
CR(クロロプレン系)
クロロプレンゴムが主成分。
耐油性・耐候性に優れ、難燃性も有している。
EPDM(エチレンプロピレン系)
エチレンプロピレンゴムが主成分。
耐熱性・耐候性に優れている。
SI(シリコン系)
シリコーンゴムが主成分。
耐熱性に優れている。
また、安全食品衛生試験に合格しているものも多い。
NBR(ニトリル系)
アクリロニトリル・ブタジエンゴムが主成分。
耐油性に優れている。
このように、ゴムスポンジは、原料となるゴムの種類によって性質が異なります。
性能面と金額面で扱いやすいという理由から、弊社ではCR系をよくご注文いただきます。
また、耐久性が求められる場面でもCR系が使用される事が多い印象があります。
紹介してきたものの他にも、導電性スポンジや低硫黄スポンジといった特殊品もあります。
詳しくは当社の取扱素材ページをご覧ください。
ゴムスポンジのまとめ
●ゴムスポンジとは、原料のゴムと、架橋剤・有機発泡剤・軟化剤・補強剤などの材料を混ぜて、膨らませたもののこと。
包装・梱包用緩衝材、目地材、シール材やパッキン材などに使われている。
ほとんどのゴムスポンジは独立気泡構造で、断熱性があり、熱伝導率が低い。
●硬さは硬度で表される。C硬度計やE硬度計で測られることが多い。
シリコンスポンジの説明にも使われる表現。
●ゴムスポンジには、NR(天然ゴム系)・CR(クロロプレン系)・EPDM(エチレンプロピレン系)・SI(シリコン系)・BR(ニトリル系)などの種類があり、原料となるゴムの種類によって性質が異なる。
ご参考になりましたでしょうか?
スポンジにご興味がありましたら、ぜひ当社の取扱素材ページをご覧ください。
ゴムスポンジ以外にも、ポリウレタンフォームやポリオレフィンフォームなど多数の素材を取り扱っております。
また、ご不明点やご相談ございましたら、当社お問い合わせページよりご連絡ください。