●ポリエチレンフォームという言葉は聞き覚えがあるけど、どんなものかよくわからない方
●ポリエチレンフォームがどのように使われているのか知らない方
●ポリエチレンフォームをお探しの方 必見です!
実は、ポリエチレンフォームは身近な場面でたくさん活躍しています。
ですが、実際にどのような用途で使われているのかご存じない方も多いのでは?
ポリエチレンフォームの身近な用途について、スポンジ加工メーカーの丸鈴がわかりやすく解説していきます。
ポリエチレンフォームとは
ポリエチレンフォームとは、ポリオレフィンフォームの一種であるポリエチレンの発泡体のこと。
誤解されがちですが、ポリオレフィンフォームという分類の中のひとつとして、ポリエチレンフォームがあります。
ポリウレタンフォームと比較すると硬さ・強度があり、耐薬品性や耐候性にも優れた特性を持っています。
さらに、一部を除き独立気泡なので、水を吸わず、浮力があり、断熱性も兼ね備えています。
当社楽天ショップ「スポンジ雑貨店」で取り扱っているポリエチレンフォーム
ポリエチレンフォームやその類似製品には、さまざまな特性を持った素材があります。
低臭のものや、静電防止のものといった、特殊な製品も!
詳しくは当社取扱素材ページをご覧ください。
用途①包装・梱包用の保護緩衝材
ポリエチレンフォームの用途1つ目は、包装・梱包用の保護緩衝材。
時計や電子機器を購入した時、箱の中に、商品の形にくりぬかれた硬いスポンジが入っているのを目にしたことがありませんか?
多くの場合、そういった硬めのスポンジ緩衝材はポリエチレンフォームでできています。
硬めの素材で緩衝材を入れた方が商品を固定できるので、商品がなるべく動かないようにしたい場合にポリエチレンフォームを用いることがあります。
ポリエチレンフォームを用いた緩衝材
◁中に入れる物の形にくりぬくことで、固定できる
◁アタッシュケースの緩衝材に使われることも
カラーバリエーションも豊富な素材なので、緩衝材の見た目にこだわりたい場合にも適しています。
また、耐久性があるため、使い捨ての緩衝材よりも、物を収納するような形の緩衝材に向いています。
緩衝材用途については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
緩衝材用スポンジの種類や選び方を加工メーカーがわかりやすく解説!
用途②立体造形やコスプレ衣装の材料
ポリエチレンフォームの用途2つ目は、立体造形やコスプレ衣装の材料。
加工のしやすさ、カラーバリエーションの豊富さから、立体造形・コスプレ衣装に使われることもあります。
軽いため、身につける際や持ち運びの際の負担が少ないです。
さらに、柔らかいので体や周囲を傷つける心配がありません。
◁ポリエチレンフォームで制作した戦隊マスク
板状のポリエチレンフォームを加工して制作。
曲げたままの形状を保持することができるため、丸みを帯びたデザインでも対応できます。
用途③スポーツ用品
ポリエチレンフォームの用途3つ目は、スポーツ用品。
ある程度の耐荷重性や耐久性があり、さらに加工しやすいため、様々なものに使われています。
そのうちの二つ、ビート板や練習用ゴルフボールについてご説明します。
ビート板
ポリエチレンフォームは空気を多く含んでいるため、浮力があります。
軽いうえに好きな形に加工しやすいので、ビート板にぴったりの素材であるといえます。
練習用ゴルフボール
ポリエチレンフォームで作られたボールは、軽いため飛距離が出ません。
室内でも安心して練習ができ、さらに強度もあるので思い切り打っても問題なし、という優れものです。
ポリエチレンフォームの身近な用途まとめ
用途①包装・梱包用の保護緩衝材
商品がなるべく動かないようにしたい場合にポリエチレンフォームを用いることがある。
カラーバリエーションが豊富なため、緩衝材の見た目にこだわりたい場合にも適している。
耐久性があるため、使い捨ての緩衝材よりも、物を収納するような形の緩衝材に向いている。
用途②立体造形やコスプレ衣装の材料
加工のしやすさ、カラーバリエーションの豊富さから、立体造形・コスプレ衣装に使われることもある。
曲げたままの形状を保持することができるため、丸みを帯びたデザインでも対応できる。
用途③スポーツ用品
ある程度の耐荷重性や耐久性があり、加工しやすいので、様々なスポーツ用品に使われている。
浮力があるためビート板に使われたり、軽くて強度があるため練習用ゴルフボールに使われたりしている。
ご参考になりましたでしょうか?
他のスポンジにもご興味がありましたら、ぜひ当社の取扱素材ページをご覧ください。
ポリエチレンフォーム以外にも、ポリウレタンフォーム、ゴムスポンジ、シリコンスポンジなど、多数の素材を取り扱っております。
また、ご不明点やご相談ございましたら、当社お問い合わせページよりご連絡ください。